2006.02.28追記
このページは元々教育用計算機センターのサーバに置いていたものですが、こちらに移しました。
もっとも、改造を行ったのは2000年の夏で、このキーボードももう手放してしまったのですが。
使用したPC/AT用キーボード(コンパック製)
PC/AT用キーボードの基板
PC/AT用キーボードのマトリクスシート
2:マトリクスシートを分析する
2枚のマトリクスシートを見て、どのキーを押すとどこが導通するのかすべてのキーについて調べ、表にする。
マトリクスシート上の配線を一つ一つ辿っていくのだが、コピー機などで紙にコピーして印を付けたり色分けしたりすると間違いが無くなる。
基板からマトリクスシートに出ている配線(マトリクスシートは2枚なので2組ある)にそれぞれ番号を振っておくとよい。
ちなみに、自分が使用したコンパックのキーボードは次のようになっていた。
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
| 0 | Esc | Tab | 半角/ 全角 | 1 | Q | A | Z | 無変換 |
| 1 | | Caps Lock | F1 | 2 | W | S | X | |
| 2 | F4 | F3 | F2 | 3 | E | D | C | |
| 3 | G | T | 5 | 4 | R | F | V | B |
| 4 | H | Y | 6 | 7 | U | J | M | N |
| 5 | 変換 | F7 | F8 | 9 | O | L | . | カタカナ/ ひらがな |
| 6 | : | @ | - | 0 | P | + | ] | / |
| 7 | F5 | Back Space | F9 | F10 | \ | | Enter | Space |
| 8 | F6 | [ | ^ | 8 | I | K | , | _ |
| 9 | | NUM 4 | Del | F11 | NUM 7 | NUM 1 | NUM Lock | ↓ |
| a | NUM 0 | NUM 5 | Ins | F12 | NUM 8 | NUM 2 | NUM / | → |
| b | | 左 Shift | | | | | 右 Shift | |
| c | 左 Alt | | | Print Screen | Scroll Lock | | | 右 Alt |
| d | ↑ | NUM + | Home | End | | NUM Enter | Pause | ← |
| e | NUM . | NUM 6 | Page Up | Page Down | NUM 9 | NUM 3 | NUM * | NUM - |
| f | | | 左 Ctrl | | | | 右 Ctrl | |
3:98キーボードを分解する
用意した98キーボードを分解する。キーのついた基板を取り出し、キーがついているスイッチ以外の部品をすべて取り外す。
この作業は結構面倒な作業で、スイッチの間に部品が挟まったりすることもしばしばあるが、頑張って欲しい。
部品を取ったら、キーボードの上の方の、基板がはみ出している部分をノコギリなどで切り取る。この部分は配線の後に実装する際、PC/AT用キーボードの基板と干渉するからである。
キーボードの基板と、スイッチを固定する金属板がリベットで頑丈に止められている所などは、この時代の98らしさが現れているように思える。
分解した98キーボードの中身
4:98キーボードの基板の銅箔面を切る
98キーボードの基板の銅箔面を、スイッチどうしが導通しないように、銅箔のパターンを途中で切る。
ここでパターンが残ると、あるキーを押すと複数のキーが押されたようになったり、あるキーが押されたままになったりする。
98キーボードの銅箔面(かなりピンぼけです)
5:98キーボードの配線をする
2で調べた配線に従って配線をする。ここでキーやLEDの割り当てを考えなくてはならない。自分は基本的にはごく普通に同じ機能のキーに割り当てたが、vf13にはNumLock,vf14にはScrollLock,vf15には全角/半角を割り当て、カナのLEDにNumLockのLEDを割り当てた。
キーボード基板上の配線が終わったら、それをPC/AT用キーボードから取ったコントロール用の基板に繋げる。直接配線しても良いが、コネクタを使った方が見た目はきれいになるし、メンテナンスも容易になる。ただし、真っ直ぐなタイプのコネクタを使用するとキーボードの筐体に収まらなくなる事があるので、L字型に曲がったコネクタを使うと良い。
配線後の98キーボード
6:筐体に納める
これはどうにか押し込んで下さいと言うしかないです。
7:動作試験をする
6とどっちが先でも良いのですが、動作するかどうか試験をします。
メモ帳を起動してすべてのキーが使えるか試してみると良いでしょう。
無事に動作しなかったら、特に4や5をチェックし直して下さい。
無事に動作したら完成です。
完成した98キーボード